本校では、文部科学省委託事業の一環として、栄養士・医療事務を配置する全国939事業所を対象にアンケート調査を実施しました。病院、介護施設、給食事業所、クリニック、保育所など、幅広い現場の声から見えてきた「これからの人材像」をご紹介します。
現場が直面する課題
事業所が抱える課題として最も多かったのは「コスト増加」(71.4%)と「人材不足」(63.6%)。人件費や食材費の高騰と、栄養士・医療事務の確保難という二重苦に、多くの現場が直面しています。
DXへの期待と現実
DX導入に期待する効果では「業務の効率化・省力化」が78.7%と圧倒的。一方で、「導入コストが高い」(70.8%)「スタッフのITリテラシー不足」(55.9%)が障壁となり、約6割の事業所が「まだ動けていない」状態であることもわかりました。
求められるのは「ハイブリッド人材」
興味深かったのは、自由記述に寄せられた「人間力」を求める声です。
- 「画面ばかり見て患者を見ない診察では意味がない」
- 「日常会話、挨拶、自分の仕事をきっちりこなす人材が欲しい」
- 「DXで補えない心の教育、マナー・礼節が不可欠」
DXスキルだけでなく、コミュニケーション力や思いやりといった「人間力」を兼ね備えたハイブリッド人材が求められていることが明らかになりました。