「栄養士・管理栄養士の魅力を、もっと届けたい」― キャリアモデル発信事業への想い

京都栄養医療専門学校では、文部科学省委託事業の一環として、卒業生30名のキャリアモデル取材を実施しました。

保育、病院、福祉、スポーツ、学校給食、フリーランス、企業の営業・人事職など、多様な分野で活躍する卒業生の「今」を動画とパンフレットで発信していきます。

「この仕事の魅力が、伝わっていない」

本事業を担当する水野副校長は、キャリアモデル発信への強い想いを語ります。

「栄養士・管理栄養士という仕事には、本当にたくさんの魅力があります。でも、それが世の中に正しく伝わっていない。これがずっと悔しかったんです」

第1回有識者委員会でも、外部委員から「管理栄養士の仕事の魅力が正しく伝わっていない。どのような現場で働いているかが伝われば、なり手を増やすことにつながる」という指摘がありました。水野副校長はこの言葉に深く頷きます。

「『栄養士=給食を作る人』というイメージを持っている方が多いんです。もちろん給食は大切な仕事ですが、それだけじゃない。病院で患者さんの命を支える栄養管理、アスリートのパフォーマンスを最大化するスポーツ栄養、地域の高齢者のフレイル予防、食品メーカーでの商品開発、フリーランスとしての活動…。活躍のフィールドは本当に幅広いんです」

30人30通りの「やりがい」

今回の取材では、京都市内だけでなく、京都府北部(福知山市、舞鶴市、京丹後市、京丹波町)、大阪、大津など幅広いエリアの卒業生を訪問しました。

「取材を通じて改めて感じたのは、卒業生一人ひとりが自分なりの『やりがい』を見つけて輝いているということ。同じ『病院の管理栄養士』でも、大切にしていることや目指しているものは人それぞれ違う。その多様性こそが、この仕事の魅力だと思います」

第2回有識者委員会でも、委員から「キャリアモデルは病院以外の多様な働き方も示すべき」「同じ職種でも価値観や目的の違いを見せることが重要」「ストーリー性を重視した発信が効果的」といった意見が寄せられました。

「まさにそこなんです。『こういうキャリアもあるんだ』『こんな働き方もできるんだ』と、可能性を感じてもらいたい。型にはめずに、栄養士・管理栄養士の可能性を伝えていきたいんです」

高校生、そして地域の方々へ

水野副校長が特に届けたいのは、進路を考える高校生、そして京都府北部地域の方々です。

「高校生には、『こんなにワクワクする仕事があるよ』と知ってほしい。そして北部地域の方々には、『地元でもこんなふうに活躍できるよ』と伝えたい。地域を離れなくても、やりがいのある仕事ができる。そういうモデルを見せることで、地域に残る選択肢、地域に戻る選択肢を増やしたいんです」

宮津市で開催した「からだ探検」健康セミナーでは、参加者の88.9%が「管理栄養士の仕事への理解が深まった」と回答。地域住民に直接届ける活動の効果も確認されています。

「セミナーに参加された方が『管理栄養士ってこんなことができるんですね』と驚いてくださった。その反応を見て、やっぱり伝わっていなかったんだな、と。だからこそ、もっと発信していかなければと思いました」

これからの発信

取材した30名のキャリアモデルは、学校公式YouTubeでの動画配信、高校訪問や企業訪問での説明ツールとして活用していく予定です。

「栄養士・管理栄養士は、人の健康と幸せを『食』で支える仕事です。これからの時代、ますます必要とされる仕事だと確信しています。その魅力を、一人でも多くの方に届けていきます」


京都栄養医療専門学校では、今後もキャリアモデル発信を通じて、栄養士・管理栄養士の魅力を伝えてまいります。

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